友人や会社の同僚と話していると、たまにお金の事や将来の事についての話題になることがあります。そして、「投資とかやってる?」と聞くと、「興味はあるんだけど、よくわからないんだよね」と答える人が多いです。
多くの人が、「投資をしたい」「資産運用とか勉強しなきゃなあ…」と思っているにも関わらず、なかなかその一歩を踏み出せない、という印象を持っています。
個人的な考えでは、「若いうちから投資をしなきゃもったいない」と思っています。早く始めたほうが、投資では有利に働くことが圧倒的に多いからです。
この記事では、数多くある資産運用方法の中で、スタンダードなものを、初心者でもわかりやすく紹介してみました。私自身の個人的な感覚も添えて、将来性やおすすめも紹介しています。
あなたの興味に引っかかって、投資へ踏み出す一歩になればこれほど嬉しいことはありません。
とりあえず少額から投資してみる
私は、資産運用に興味のある人は、しっかりと勉強して、自分の納得するかたちで投資をしてほしいと思っています。「自分で考える」ということが、とても大事です。それが自身の投資力の源になっていきます。
ただ、知識がないせいで最初の一歩が踏み出せないのもダメです。まずは、少額でもいいから投資してみよう、というのも私は正解だと思います。
少しでも身銭を切って投資してみれば、嫌でも興味を持ちます。それが人間というものです。
入り口としてまずは30万円からでも、全然オッケーだと思います。
最初の一歩としてオススメなのが「ウェルスナビ」です。
このサービスは、1分間の無料診断であなたに合った投資ポートフォリオが作成され、毎月自分で好きな金額を積み立てていくだけでロボアドバイザーが自動的に資産運用をしてくれるサービスです。長期目線で着実に、資産運用をしてくれます。
日本株、外国株、債券、金、不動産などに分散投資してくれるのでリスクも分散されており、配当なども自動で再投資してくれるので、非常にお手軽。
自分はコツコツ積み立てていくだけでいいのです。
例えば、最初に30万円投資して、毎月5万円積み立てていった場合、こんなシミュレーションになります。
30年後に70%の確率で2,880万円以上になるという予測です。投資額は1,830万円なので、2倍近くになる計算ですね。
運用の手間も全くかからない、最初の一歩としてオススメのウェルスナビです。
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投資しているのを忘れているくらいがちょうどいい
積み立て投資の「ウェルスナビ」もそうですが、投資したらそれを忘れてしまうくらいが丁度いいです。
多くの人は本業の仕事を持っているはずです。投資のことが頭から離れなくて、本業がおろそかになるのは本末転倒ですね。
投資を勉強して、世の中の動きに敏感になるのは大切です。しかし、FXのように、日々の値動きに一喜一憂するような金融商品は、全くオススメできません。
いったん投資したら、その後は投資したことを忘れてしまうくらいのちょうどいい距離を取れるのが理想です。
「気付いたらこんなに増えていた!」というのが最高ですね。
収益性とリスクから見るおすすめの投資方法
ここからは、それぞれの投資方法についてご紹介していきたいと思います。難易度や収益性、リスクを5段階評価しています。
私自身の個人的なオススメなども紹介しているので、参考にしてみてください。
日本株投資 難易度★★
収益性 ★★★☆☆
リスク ★★★☆☆
難易度 ★★☆☆☆
株式投資は資産運用の王道のひとつと言えます。
株式投資といっても様々で、安定的な企業に投資して配当を受け取る手法や、ベンチャー企業に投資して、大きな値上がり益を狙う手法など様々です。
日本株式全体の市況で言うと、先日日経平均が2万1100円を超えて、21年ぶり(平成8年以来)の高値となりました。
ここ数年で見ても、チャートの通りこの5年で日経平均株価は2倍以上になっています。
初心者の方は、まず「自分が応援したい企業」「自分の好きな製品・サービスを提供している企業」に目を付けると、株式投資が面白くなってきます。
株を買うということは、紛れもなく会社のオーナーになるということです。株式を持つと、大げさでなく見る世界が変わってきます。
投資信託 難易度★
収益性 ★★☆☆☆
リスク ★★☆☆☆
難易度 ★☆☆☆☆
「株式投資をしてみたいけど、どの銘柄を買ったらいいのかわからない」という方は、投資信託を検討してみるのもいいかもしれません。
投資信託は簡単に言えば、「プロに運用を任せる株式投資」です。
ファンドマネージャーと呼ばれる専門家が投資先を選定し、投資家から預かった金銭を運用するのです。
ただし、投資信託で注意が必要なのは「プロだから儲かるというわけではない」「信託報酬を支払わなければならない」ということです。
投資信託を考えてる人は、冒頭でオススメした「ウェルスナビ」を一度使ってみるのがいいでしょう。
IPO投資 難易度★
収益性 ★★★★☆
リスク ★☆☆☆☆
難易度 ★☆☆☆☆
IPO投資とうのは、新規上場する企業の株を、市場で取引される前に買って、上場後にその株を売却して利益を出す投資法です。
投資法と言いつつ、はっきり言ってこれは宝くじみたいなものです。
IPOでの株式購入は、当然購入希望者が殺到するので、抽選式になります。その倍率が人気株になると本当に宝くじのようなもの。1年間に新規上場するすべてのIPOに申し込んだとしても、1回当たればいい方じゃないでしょうか。
ただし、もし当選すれば、初値はよほどの不人気株でない限り、購入金額より値上がりします。つまり、損失を被る可能性が低く、リスクが通常の株式投資よりも低いのです。
値上がり幅もあっと言う間に2倍3倍もおかしくない世界です。ただ、2倍3倍と言っても、たくさん買えるわけではありませんから、数十万円~百万円ぐらいの利益です。
興味のある方は、地道に申し込んでIPO投資法に挑戦してみましょう。
信用取引ってなに?
後日更新予定
米国株投資 難易度★★★
収益性 ★★★☆☆
リスク ★★☆☆☆
難易度 ★★★☆☆
個人的に最もオススメなのが米国株投資です。
米国株は長年成長を続けており、有望な新興企業も数多くあります。
例えば、今の世界を席巻していると言っても過言ではないGoogleやAmazon、AppleにFacebook。これらの企業はすべて米国企業です。
さらには、電気自動車のTESLAや半導体のNVIDIA、動画配信のNETFLIXなど、今後の世界を睨む超有望企業もたくさんあります。
今挙げた銘柄は、今後の成長が見込まれるグロース株で、やはり値上がり益を期待します。
上図のダウ平均株価のチャートを見てもわかる通り、リーマンショック以降、米国株式市場は右肩上がりを続けています。底値からはすでに3倍近くの値を付けていることが分かりますね。
さらに、米国株のもうひとつの魅力は、配当です。
米国企業は日本企業と違って、株主の方をしっかり向いています。しっかり利益を出して、出した利益は配当というかたちで株主に還元します。
数字で言うと、例えば年間利回り4%ぐらいの銘柄ならごろごろあります。増配、減配などがあるのでなんとも言えませんが、ある程度分散して高配当銘柄に投資しておけば、安定した配当所得を計算できます。
米国株の配当という不労所得だけで暮らしている方もたくさんいます。
ソーシャルレンディング 難易度★★
収益性 ★★★☆☆
リスク ★★★☆☆
難易度 ★★☆☆☆
ソーシャルレンディングは比較的新しい運用方法です。
事業などのプロジェクトに対して貸し付けをして、見返りとして金利をもらう、というものです。
期間は数カ月から1年超まで、利回りは10%を超すものもあります。平均では5~8%といったところですね。
1万円など少額から始められる、さらに金利が魅力ということで、近年急速に広まっているサービスです。
ミドルリスク・ミドルリターンと言える商品で、当然、プロジェクトの破たんなどで元本が返ってこないリスクもあるのですが、今までにそういった大きな貸し倒れが起きたというニュースはないようです。
加えて、プロジェクトも複数の事業に分散しているため、ひとつの事業が破たんしても、元本のすべてが返ってこない、ということはないように、工夫されています。
運用先のひとつとして、考えていきたいサービスです。
オススメのソーシャルレンディング会社は、新興国案件で最大利回り13%まであるクラウドクレジットか、毎月金利の分配がある平均利回り約8%まであるmaneoです。
もちろん口座開設は無料。アカウントを作って、どんな案件があるのかのぞいてみましょう。
クラウドクレジットの口座開設をしてみる
maneoの口座開設をしてみる
不動産投資 難易度★★★★
収益性 ★★★★☆
リスク ★★★☆☆
難易度 ★★★★☆
不動産投資は、不動産を購入して誰かに貸し、その家賃収入を得る、という手法です。
不動産投資は、銀行から借入れをして投資用不動産を購入し、ローンの支払いをしながら利益を出していくことが多いです。サラリーマンなどの安定的な収入源があると銀行から融資を引きやすいので、自分の現在の資産よりも大きな規模で投資ができる、というのがひとつの魅力です。
うまくいけば、安定的に毎月多額の家賃収入を得ることが出来ます。資産拡大にスピード感が出てきます。
年間利回りで言うと、成功の最低は表面利回り10%以上と言われています。要するに、1千万円の物件で、年間100万円以上の収入ということです。ここから経費を差し引いて、どれだけ利益が出るか、というのが不動産投資の腕の見せ所です。
ただし、はっきり言って不動産投資は難易度が高いです。
あなたが購入した戸建てやアパートに誰かが入居するという保証はありません。入居者がいなければ、収入もないわけで、自分の今の収入から不動産ローンを支払うため大赤字になってしまうわけです。
素人が思い付きで不動産を買ったりすると、大変なことになります。だから、不動産投資を始める際は、じっくり勉強して、地に足をつけて投資を行ってください。
個人的には、借金してまで投資をするのはあまりオススメしないかなぁ…、という印象を持っています。
金融資産が増大していった中での、ひとつの投資方法として考えています。
仮想通貨投資 難易度★★★★★
収益性 ★★★★★
リスク ★★★★☆
難易度 ★★★★★
最近、大きく話題になっているのが仮想通貨投資です。
投資なのか投機になるのか微妙なところですが、仮想通貨が利用される未来に投資するという意味で、私は投資だと思っています。
基本的な概念としては「政府が発行しない」「ブロックチェーンという技術を使って、取引がすべて記録される」などが挙げられます。
ビットコインを筆頭に、イーサリアムやリップルなどが有名ですね。新しい仮想通貨もどんどん出てきていて、今では1000種類を超えるかもしれません。
2017年のはじめに6万円だったビットコインは、もうすでに60万円を超えています。爆発したときのリターンは、株や不動産の比ではありません。
ただ、今後どうなるか全くわからないのが仮想通貨。リスクはこの記事で紹介した投資方法の中で最も高いです。
資産のすべてを投資するにはあまりにもリスキーです。余剰資金の中の一部を少額投資して放っておく、ぐらいのスタンスが丁度いいでしょう。
アカウント開設をするなら、国内で最多の通貨取扱いを誇る「コインチェック」かテレビCMでもお馴染みの大手「ビットフライヤー」がオススメです。
節税効果のある個人型確定拠出年金
資産運用のひとつとして最近注目され始めているのが、個人型確定拠出年金(通称iDeCo(イデコ))です。
これは個人年金の一種なのですが、税制優遇を受けられる金融商品です。
毎月の掛け金が経費になって、運用で出る利益も非課税になります。
掛け金の上限が決まっていたり、原則として60歳にならないと受け取ることができなかったりしますが、老後資金として積み立てるには格好の投資商品です。
楽天証券やマネックス証券が、iDeCo(イデコ)を扱っています。
詳しくは以下の記事でも解説しています。
金持ち紳士が会話形式で教える「個人型確定拠出年金(iDeCo)のメリット」
運用資金の一部をこういった税制優遇商品に充てるのもいいですね。
まとめ 資産運用の第一歩を
ここまでいろいろ書いてきましたが、まずは「資産運用の第一歩」を歩み出すことが一番大事ですね。
いきなり大金を投資したり、資産のほとんどを運用に回す必要はありません。自分のペースで、余裕資金の範囲内で、腰を据えて資産運用の道を歩んでいくべきです。
初心者の方へのオススメとしては、まずは「ウェルスナビ」で少額の積み立てから始めて、少し感覚が掴めて来たら、ソーシャルレンディングで年利を稼ぐ。さらに資産運用への興味が出てきたら、個別株を調べて株式投資、という感じですね。
今からでも遅くはありません。資産運用の第一歩を踏み出しましょう。