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OJTで「メモを取れ」という上司先輩は仕事がデキない 「教えてやっている」という意識は捨ててくれ

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仕事において、OJTは必要不可欠である。それは、マニュアルを作るほどでもない作業であったり、マニュアルでは教えられない業務であったり、理由は様々でも日常的に行われている。 私も、近頃は教えてあげるケースも多いが、OJTを受けている時にいつも感じていたことがあった。それは教える側の人間が感じなければいけないことなのだが、それをわかっていない人間が多すぎるように思う。

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■教えてやっているという意識を捨てよ
それが上司なのか、先輩なのか、教育係なのかわからないが、仕事を教えるというのは、別に親切心で施すことではない。仕事を教えることは、まさに仕事なのである。業務の一部である。部下や新人に仕事を教えることは当然のことだ。それを「忙しいのに教えてやっているんだ」という意識でやられては困る。仕事を教えることによって自分の業務の負担が軽くなったり、その部下が成長し業績を上げることで自分自身の評価につながったりするのだろう。

そもそも、自分はどうやって仕事を覚えたのか。自分だって誰かに教えてもらって仕事を覚えたのでしょう。だったらその恩は、下の世代に引き継ぐことで返していけるのではないだろうか。
私はこれまでにたくさんの人に仕事を教わって、非常に感謝している。私がその人たちに恩を返せることなんてない。だから、後輩に仕事を教えることで返していこうと決めている。そういう気持ちを持てないものか、と思う。 

 

■「メモを取れ」ほど非効率なものはない
よくOJTで「メモを取れ」という人がいる。私はいつもこれが理解できない。メモを取るほど重要なことならば、なんで教える側の人間が要点をまとめたメモを事前に作っておかないのか?自分の怠惰を押し付けているだけではないのか?メモをとることで意識が手先に移り、重要点を聞き逃す可能性は考えないのか。
そもそも、その仕事を教えられるほど熟知している人間と、何もわからない新人のどちらが重要なポイントを把握できるだろうか。初めて聞いた仕事内容で瞬時に重要なポイントを書き出せるスーパーマンはそんなに居ないと思う。

 

■教えてもできないのは、教える側に原因がある
「それ教えたよね!?」と言って怒る社会人にはなりたくない。教えてもできないのは、ほとんどの場合教え方が悪いのだ。
自分の言いたいことだけを言って、それを完全記憶させることを期待している人間は、本当に教えるつもりがあるのか疑わしい。教えることで自分が優越感に浸っているだけではないのか。
本当に教える気がある人というのは、相手の反応を見ながら教え方を変えていく。どんなに素晴らしい内容でも、理解されなければ全く評価されないのだ。結果も出していないのに夢を語っているようなものだ。

 

■教える側の人へ
こんな意見は「甘い!」と思われるのかもしれない。しかし、もしあなたが教える側の人間で「忙しいなか教えてやっているのにこいつは何を言っているんだ!」と思うならば、それは思い上がりではないだろうか。「教えてあげている」という意識からは、きっとよくない結果しか生まれない。
極論を言うと、教えられる側の人間も、忙しい合間を縫って話を聞いているのだ。その時間を無駄にしないで欲しい。その時間が無駄になるのか、有意義になるのかは、教える側の工夫次第である。
仕事が出来る人は教え方も上手いし、仕事が出来ない人は教え方も下手だ。

※前ブログ投稿記事からの再ポスト

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